非機能要求グレード の勉強会が会社でありました。
実は私、自分の会社にはほとんど顔を出していません。 ほとんどをお客さまのビルの、とあるフロア(外注専用)で過ごしております。 会社のメールもほとんど月末しか見ないので、こういった会社の有志が行う、セミナーには参加しそびれているのが現状でした。
しかし、コロナの影響でリモート環境が急に整い、自社セミナーにも気軽に参加できるようになったのは不幸中の幸いとでも申しましょうか。前回は会社が準備してくれた環境で参加したのですが、今回はBYODで参加です。Android5.0.2とかですがなんとかなるだろうと高を括っての参加です。
ちなみにですが、Androidは発熱すると、USB(ヘッドセット)を切断しに掛かります。また1.5時間のセミナーですと、電池も急速に減ります。「電池を取るか、ヘッドセットを取るか」な状況がセミナー最後のまとめの段階で訪れて往生しました。やはり、最新型が欲しい所です。
お題は「非機能要求グレード解説 勉強会」でした。開催を知ってから「こりゃ事前勉強しておかないとまずいな。」と思いましたので、時間が許す限り( ..)φメモメモ
なかには刺激的なタイトル「非機能要求グレードを使ってはいけない」なんてのも見つかり、混沌としてそうです。
で、事前情報はIPAから資料を入手、査読となるわけですが、どうしても上記の「使ってはいけない」の内容が気になります。そりゃそうですよね。IPAの資料に対して喧嘩売っているのも同然ですから、でも読んでみますと、確かにそう思えてきます。
そして、セミナー後に理解したことは以下のように自分としてまとめました。
- 非機能要求グレードは備忘録的に使う。
機能以外の部分に関して、検討を忘れてはいけない要件が列挙されている。すべてを当てはめる必要もないし、そこはお金とお客さまと相談しないといけない。 - 非機能要求グレードは非機能要求に対する回答集ではない。
なので、その解はお客さまと詰めていく必要がある。お客さまと合意ができたら設計書、仕様書に展開して計画的に作業を進める。
非機能要求グレードの資料には、「こういった要求に対して、どのレベルを考えていますか。」は体系的に記述されていますが、その要求の解は千差万別ですからね。お金を出すか、知恵を出すか、あきらめるか、代替案を模索するか。
セミナー講師も申しておりましたが、「マニュアル作成の件が抜けとった!」とか、「お客さまが急に○○○を言い出した!」とか、機能に関係ない所では往々にして暗黙の了解だったものが、後に認識のずれとして問題化することがあります。理論武装的な考えでなく、お客さまとWin-Winな関係を維持するためにも、この「非機能要求グレード」の資料は熟知の必要を感じる次第なのであります。
さて、どこまで私は「非機能要求グレード」の項目に対する回答を持っているでしょうか。