コマンドプロンプトからWindows PowerShellへ移行準備
cmd.exeのメンテナンスもあまり行われていないということで、本腰入れてPowerShell移行計画を行おうと思います。
cmd.exe(コマンドプロンプト)のヘルプを参照する
C>help
と入力して、エンター押下することで、コマンドプロンプトのヘルプが一覧出力されます。
特定のコマンドの詳細情報は、"HELP コマンド名" を入力してください ASSOC ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。 ATTRIB ファイルの属性を表示または変更します。 BREAK 拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。 BCDEDIT ブート データベースのプロパティを設定して起動時の読み込みを制御します。 CACLS ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。 CALL バッチ プログラム中から、別のバッチ プログラムを呼び出します。 CD 現在のディレクトリを表示または変更します。 … 以下、省略 VOL ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示します。 XCOPY ファイルやディレクトリ構造をコピーします。 WMIC 対話型コマンド シェルで WMI 情報を表示します。 ツールの詳細な情報については、オンライン ヘルプのコマンド ライン リファレンスを参照してください。
この中には、実際はEXEで機能を提供(外部コマンド)されているものも散見されるため、WHEREコマンドで応答がないものを内部コマンドとして調査してみます。
C>where <コマンド名>
whereコマンドで
C:\Users\User01>where dir 情報: 与えられたパターンのファイルが見つかりませんでした。
と返ってくれば、それはCMD.EXEの内部コマンドの説明とみてよいでしょう。
CMD.EXE 内部コマンド |
説明 |
---|---|
ASSOC | ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。 |
BREAK | 拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。 |
BCDEDIT | ブート データベースのプロパティを設定して起動時の読み込みを制御します。 |
CALL | バッチ プログラム中から、別のバッチ プログラムを呼び出します。 |
CD | 現在のディレクトリを表示または変更します。 |
CHDIR | 現在のディレクトリを表示または変更します。 |
CLS | 画面を消去します。 |
COLOR | コンソールの文字と背景の既定の色を設定します。 |
COPY | 1 個以上のファイルを別の場所にコピーします。 |
DATE | 日付を表示または変更します。 |
DEL | 1 個以上のファイルを削除します。 |
DIR | ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を 表示します。 |
ECHO | メッセージの表示、コマンド エコーのオン、オフの 指定をします。 |
ENDLOCAL | バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を終了します。 |
ERASE | 1 個以上のファイルを削除します。 |
EXIT | CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリター) を 終了します。 |
FOR | 指定されたコマンドを、ファイルの集合の各ファイルに 対して実行します。 |
FTYPE | ファイル拡張子の関連付けで使われるファイル タイプを 表示または変更します。 |
GOTO | バッチ プログラム中で、ラベルで定義されている行へ Windows コマンドインタープリターの実行を移します。 |
GRAFTABL | Windows がグラフィック モードで拡張文字セットを 表示できるようにします。 |
IF | バッチ ファイル中で、条件処理を実行します。 |
MD | ディレクトリを作成します。 |
MKDIR | ディレクトリを作成します。 |
MKLINK | シンボリック リンクおよびハード リンクを作成します。 |
MOVE | 1 個以上のファイルをディレクトリから別の ディレクトリに移動します。 |
PATH | 実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。 |
PAUSE | バッチ ファイルの処理を一時停止し、メッセージを表示します。 |
POPD | 現在のディレクトリを PUSHD で保存したディレクトリに戻します。 |
PROMPT | Windows コマンド プロンプトを変更します。 |
PUSHD | 現在のディレクトリを保存して、変更します。 |
RD | ディレクトリを削除します。 |
REM | バッチ ファイルや CONFIG.SYS の中で、コメント (注釈) を 記録します。 |
REN | ファイルの名前を変更します。 |
RENAME | ファイルの名前を変更します。 |
RMDIR | ディレクトリを削除します。 |
SET | Windows 環境変数を表示、設定、または削除します。 |
SETLOCAL | バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を開始します。 |
SHIFT | バッチ ファイルで、置き換え可能パラメーターの位置を シフトします。 |
START | 別のウィンドウを起動して、指定したプログラム またはコマンドを実行します。 |
TIME | システム時刻を表示または変更します。 |
TITLE | コマンド プロンプト ウィンドウのタイトルを設定します。 |
TYPE | テキスト ファイルの内容を表示します。 |
VER | Windows のバージョンを表示します。 |
VERIFY | ファイルがディスクへ正しく書き込まれたかを 照合するかどうかWindows へ指定します。 |
VOL | ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示します。 |
次章(?)より、よく使う内部コマンドのPowerShell置き換えスクリプトを検討していきます。